ウクライナ侵攻による燃料価格の高騰で経営が悪化したとして、東北電力と東京ガスが共同出資した新電力会社が破産手続きの開始決定を受けました。

 破産手続きに入ったのは、東京に本社を置き東北電力と東京ガスが共同出資して2015年に設立したシナジアパワーです。

 北関東を中心に工場や病院、福祉施設など大規模事業所に高電圧の電力を販売してきました。

 しかし、出資会社から買う電気代の値上がりに加え、ロシアによるウクライナ侵攻が燃料代の高騰に拍車をかけ資金繰りが悪化したとして、11月末をもって事業を停止しました。

 負債総額は182億8000万円余りに上るということです。