2022年11月、宮城県涌谷町で清掃業の男性が殺害された事件で、仙台地検は殺人の疑いで逮捕された男を強盗致死の罪に切り替えて起訴しました。

 強盗致死の罪などで起訴されたのは、住所不定・無職の松川雄太郎被告(27)です。

 起訴状によりますと、松川被告は11月19日、涌谷町中島乙の住宅の玄関先で、この家に住む清掃業の三川栄治朗さん(当時64)から現金を奪おうと後ろから首を絞めながら包丁を突き付けるなどして左脇に傷を負わせ死亡させた罪に問われています。

 松川被告は殺人の容疑で逮捕されましたが仙台地検は「殺意は認定されなかった」として強盗致死の罪に切り替えて起訴しました。

 松川被告の認否については明らかにしていません。

 また、仙台市太白区袋原の会社員・阿部祐太被告(26)は松川被告が殺人事件を犯し、逃走中であることを知りながら、車を貸し逃走を手助けした犯人隠避の罪と仙台市内のアパートに宿泊させてかくまったとして犯人蔵匿の罪で起訴されました。