救急患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案が、仙台市では15日までの1週間に132件発生しました。前の週より8件増え、消防局では「余談を許さない状況」と危機感を示しています。
救急搬送困難事案は、救急隊が患者の受け入れについて医療機関へ4回以上問い合わせをして、更に患者を乗せたまま現場に30分以上滞在したケースを指します。
仙台市消防局によりますと、15日までの1週間に発生した救急搬送困難事案は132件と、前の週より8件増えました。前年の同じ時期に比べると6割程増えています。
新型コロナの疑いによる搬送は28件で、前の週より4件減りました。
仙台市消防局は「12月と比べると落ち着いているが、いまだに高い水準が続いていて予断を許さない状況」としています。
仙台市消防局では、救急車を呼ぶべきか判断に迷った時は、おとな救急電話相談♯7119に相談してほしいと呼び掛けています。