宮城県の病院再編構想をめぐり23日、名取市にある県立精神医療センターの富谷市移転に反対する集会が開かれ、精神障害を抱える患者らが県に構想の撤回を求めました。
県が主導する仙台医療圏の4病院再編構想では、県立精神医療センターを名取市から富谷市に移転することになっていて、23日の集会には反対する患者や医師ら約100人が参加しました。
構想では、名取市に県立がんセンターと仙台赤十字病院を統合した新たな病院を作り精神科外来の設置を検討していますが、集会では反対の声が相次ぎました。
精神科小泉潤医師「仙台赤十字病院も県立がんセンターも精神科医療の経験が(あまり)無いわけですから、新しい病院に精神科外来をつくれって言ったって無理な話ですよね」
このほかにも富谷市には通えないなどという意見が相次ぎ、集会では移転反対の宣言を出し構想撤回を求めました。