3月で閉校する宮城県大崎市の小学校では最後の卒業式が行われ、地元の高校生たちが制作した卒業アルバムが手渡されました。

 児童数の減少で3月末に150年の歴史に幕を下ろす大崎市の高倉小学校で最後の卒業式が行われ、佐藤有紀校長から5人の卒業生一人一人に卒業証書が手渡されました。

 「僕たち私たちは高倉小学校を卒業します。ありがとう高倉小学校」

 式の後、卒業生に手渡された手作りの卒業アルバムを制作したのは、鹿島台商業高校で動画の撮影や編集などを学ぶ生徒たちです。 児童数が少ない高倉小学校の経費の負担を減らし卒業生にも笑顔で巣立ってほしいと、これまで小学校を訪れスナップ写真を撮るなどして、高倉小学校最後の卒業アルバムを作り上げました。

 卒業生「みんなのいい表情がたくさん写っていたので良かったと思います」「とてもいい思い出になって永遠に残ると思います」

 鹿島台商業高校生徒「子どもたちの笑顔を見るということを目標として作ってきたので、笑顔で終わることができて良かったと思います」

 高倉小学校は新年度、大崎市の4つの小学校と1つの中学校が統合した、古川西小中学校となります。