宮城県の仙南地域広域行政事務組合は、男性職員がリサイクルセンターに搬入された家電製品などをオークションサイトに出品し不当な利益を得ていたとして、この職員を懲戒免職処分としました。
24日付で懲戒免職となったのは、仙南リサイクルセンターの技術主幹の男性です。
事務組合によりますと、男性職員は2013年から2021年10月までの9年間、リサイクルセンターに搬入された家電製品やタイヤなど266点を持ち出し、オークションサイトに出品して約230万円の利益を得ていたということです。
男性職員は、職務時間中に施設内で出品用の写真を撮影した後、自宅に運び出し発送作業をしていました。
事務組合の聞き取りに対し男性職員は「親族や自身の生活費に充てていた」と話しているということです。
男性職員は9日に取引の手数料を除いた約212万円を組合に返金したということです。