新型コロナや地震の影響で中止が続いていた「女川復幸男」が宮城県女川町で4年ぶりに開催され、約100人が坂道を駆け上がりました。
「津波伝承女川復幸男」は高台避難の大切さを伝えようと女川の春の祭りの目玉イベントとして開催されています。
東日本大震災で女川町に津波が到達したとされる午後3時32分。「逃げろ」の掛け声を合図に106人がスタートを切りました。
町役場から高台にある女川小中学校まで、約250mのコースを一気に駆け上がります。
「第8代一番復幸男」の座をつかんだのは大崎市出身の自衛官、小島涼太郎さん(22)でした。
小島さん「自分も自衛官として働いていて国民の命を守る立場にある。津波が起こったら高台にいち早く逃げて自分の命を守ってほしいと思います」