宮城刑務所の刑務官を殺害するため火炎放射器を準備したとされる事件で逮捕された3人の男性について、仙台地検は3月30日付で不起訴処分としました。
不起訴処分になったのは、いずれも東京都に住む無職の男性(62)、無職の男性(50)、会社員の男性(48)の3人です。
3人は、宮城刑務所の刑務官の自宅に放火し、刑務官を殺害するために火炎放射器を準備したなどとして殺人予備などの疑いで2月に逮捕・送検されました。
3月には、3人は共謀して2021年3月、経済産業大臣の承認を得ずに火炎放射器をアメリカから不正に輸入したとして外為法違反の疑いで逮捕・送検されました。
仙台地検は3人について、いずれの容疑についても3月30日付で不起訴処分にしました。
理由について「公訴を維持する十分な証拠が確保できなかった」とコメントしています。
なお、無職の男性(62)については、宮城刑務所の業務を妨害した罪で2月1日仙台地裁に起訴されています。