仙台市青葉区一番町の電力ビルが、2025年度から解体されることになりました。地区の再開発事業の一環で、10年ほどかけ新たな2棟のビルを建設する構想です。
電力ビルの解体は、地権者らが設立した準備組合が3日に会見を開き発表しました。
1960年に完成した電力ビルは9階建ての本館の他、別館と新館があります。
コンサートなどが開かれる1000席のホールや、飲食店などがあり市民に親しまれています。
今回の解体は、電力ビルのある青葉区一番町3丁目などの再開発事業の一環です。
解体工事は、2025年度に別館などから始まり、本館の解体には2030年度に着手します。
解体後、オフィスや店舗、多目的ホールなどを備えた2つの新しいビルの建設に取りかかり、2035年度ごろに完成させる構想です。
東日本興業宮岡隆常務取締役「仙台市の地域の発展のために貢献していきたい、地域の、中心部の活性化に貢献していきたい、そういう思いでございます」
準備組合では2023年度中に再開発の詳しい計画をまとめ、2024年度には仙台市の認可を受けた上で本組合を設立する予定です。