重度の身体障害者を雇用している企業の入社式が行われました。新型コロナの感染拡大とともに一般的となった、テレワークで高い定着率を実現します。

 全国で人材総合サービスを展開するスタッフサービスグループの入社式が、本社の神奈川県と仙台市などをオンラインで結んで開かれ、新入社員10人が出席しました。

 こちらの企業では、重い身体障害のある人を在宅社員として採用し、グループ会社の営業職などが使用するデータの入力などを担ってもらいます。

 新入社員「自分も社会とつながっていけると信じているので、1日でも長く健康でこの仕事を続けたいと思っています」

 現在、在宅社員として働くのは約430人とグループ全体の1割近くを占めています。

 働く環境を整えることで、入社1年後の職場定着率は97%と一般企業を大きく上回っています。

 スタッフサービスグループ北海道東北エリア責任者酒本速男さん「こういったテレワークを待っている方がいる。そういう方たちに就業の機会を提供と言ったらおこがましいが、一緒に働けるのは社会的に意義がある」