新型コロナが5類へと引き下げられることによって何が変わるのでしょうか。
まずは感染者の数です。これまでは全数を把握し各都道府県が毎日発表していましたが、5類になることで特定の医療機関にかかった患者の数のみを把握する定点把握に変わります。
発表は週に1回のみで、宮城県の場合は木曜日、仙台市は水曜日の発表となります。
死者の数については今後も全数を把握しますが、これまで毎日発表していたものが5類になることで、死亡届を元に全国でまとめた月ごとの死者の数をその2カ月後に発表することになります。
そして私たちがコロナにかかった場合の対応についても、大きな変化があります。
具体的には、これまで全額が公費で賄われてきた入院や外来診療にかかる費用は通常の保険診療の扱いとなるため、他の病気などと同じく原則自己負担となります。
ただし急激に負担が大きくならないよう、特定の治療薬の全額公費負担や月額2万円を上限とする入院費の補助は9月末まで続けられます。
陽性者に対する外出の自粛も求めなくなるため、ホテルなどを使った宿泊療養施設の提供や生活支援物資の配送も終了します。