新型コロナウイルスの5類引き下げについて、医療機関からは検査態勢や対応は変わらないが、検査時間の短縮などが期待できるとの声が聞かれました。

 仙台市青葉区のかわむらこどもクリニックです。この病院では新型コロナの感染拡大直後から、通常の診療と並行して治療に当たってきました。

 かわむらこどもクリニック川村和久院長「基本的に病院における診療に関しては今まで通り、当院の場合は車か隔離室ということで、5類に変わったからといって我々のような開業医としては特別何も変わることはない」 このクリニックでは、これまで通り感染が疑われる患者は他の患者との接触を避けるため別の出入り口を使用し、隔離室などで診察を行います。

 一方、今までは検査の度に新しいガウンに着替えて行っていましたが、5類移行後はその必要がなくなるため、検査時間の短縮などが期待できるといいます。

 かわむらこどもクリニック川村和久院長「一人当たりにかかる時間も少し短くなりますし、やはりもう一つは今までは大量に医療廃棄物が出てたり、そういうあまり表に出てない問題も減るという意味では変わることは多少はあるかと思います」

 川村院長は、法律上の位置づけが変わっただけでコロナウイルスの病原性は変わっていないため、今後も感染対策を心掛けてほしいと話します。

 かわむらこどもクリニック川村和久院長「まずは自分がかからない、そして他人にうつさない、そういうことを意識しながらできる限り普段の生活に戻していければということは思っています」