楽天イーグルスは週末、ロッテに連敗となりました。

　プロ野球解説者江尻慎太郎さん「今シーズン最多の借金８ですが、ここが踏ん張りどころです」

　攻撃陣の不振が続く楽天。２２日は２軍から３人の野手を昇格させ試合に臨みました。　２点を追う２回。満塁のチャンスでこの日１軍昇格の黒川がライトへの犠牲フライで１点を返し、昇格後最初のチャンスで期待に応えます。

　しかし６回。３対１とリードを広げられ更にピンチが続く場面で、サード黒川がエラー。ミスも絡みこの回４失点。苦しい展開となります。

　それでも終盤に楽天は反撃に転じます。５点を追いかける７回。ランナー２塁でこの日１軍昇格の阿部。中日からトレード移籍の新戦力が、移籍後初打点を挙げ４点差とします。

　続く８回。浅村、フランコ、鈴木大地の３連打で追い上げます。更に満塁として岡島がセンターへの犠牲フライで２点差に詰め寄ります。

　なおも１塁３塁で１番山崎は、鋭い当たりもファーストゴロ。反撃及ばず、楽天は３連敗となりました。

　楽天は最下位。３連敗で借金が今シーズン最多の８となりました。

　プロ野球解説者江尻慎太郎さん「５月のスケジュールを見ると、楽天はオリックス、日本ハムと５試合を戦って交流戦を迎えます。セ・リーグのチームと戦う交流戦は、チーム状況をリセットするチャンスでもあります。
　パ・リーグのチームを相手に苦しんできた楽天は、今までの相手とは違うと切り替えることができます。
　私は日本ハム時代の２００７年に開幕から下位に低迷する中、交流戦で１２連勝して一気に空気が変わったことを経験しています。日本ハムはその年にリーグ優勝しました。そのきっかけを作るためにも、楽天はまず交流戦前の５試合でできるだけ借金を減らしておきたいです」