東北電力は、6月1日から家庭向けの電気料金を値上げします。平均25.47%となる大幅な値上げに、クリーニング店からも戸惑いの声が聞かれました。

 1日朝の仙台駅前です。衣替えで夏服へと装いを変えた人たちの姿が見られました。

 衣替えの時期が1年で最も忙しくなるのが、クリーニング店です。

 京屋クリーニング店鈴木誠さん「1年で一番の繁忙期です。冬物は自宅では洗うのが難しいので、クリーニング店に持ち込むお客様が多いです」

 毎年春から6月にかけては、衣替えに伴って多くの人が訪れ、冬物のコートやスーツ、学生服などを預けていくと言います。

 そうした中で、大きなダメージとなるのが電気料金の値上げです。

 東北電力は6月1日から、家庭向け規制料金について平均25.47%の値上げを行います。

 商店や家庭向けの自由料金も、平均3.53%の値上げです。

 京屋クリーニング店鈴木誠さん「電気料金の値上げの影響は、けっこう大きいです。電気を使う機械が多いので、使わないわけにはいかないので電気料金が上がると本当にきついです」

 更に石油の高騰で、クリーニング店には欠かせないプラスチック製のハンガーやビニール袋も値上がりが続いていて、クリーニング代を引き上げることも検討しているといいます。

 京屋クリーニング店鈴木誠さん「なかなかすぐ値上げというのもお客様にご迷惑がかかるので、値上げするタイミングを悩んでいるところです」