宮城県教職員組合が公立高校の入学試験について、出願手続きのオンライン化などを求める請願書を県に提出しました。県教委は前向きな姿勢を示しました。
公立高校の入試では、受験生は願書に氏名や生年月日などを手書きし、教員は各教科の成績や出欠の記録などを調査書に記入する必要があります。
組合は、受験生や教員の負担を軽減できるとしてインターネットで出願できるようにするほか、現在は収入証紙で支払う手数料もオンラインで決済できるよう求めています。
公立高校入試のオンライン出願は、東京都など3つの自治体が導入しているほか、2024年度から実施する自治体もあり広がりをみせています。仙台市の私立高校でも4年前から導入されているということです。
県教組中学校問題専門委員会千坂朋広委員長「高校も保護者もメリットが大きい。やってみて課題は出るかもしないが、現状よりは絶対前進する」
要望を受け、県教委は「できるところからやっていきたい」と導入に前向きな姿勢を示しました。