宮城県大郷町に国内最大級となる生産施設が完成し、竣工式が行われました。
宮城大郷生産センターは、スプラウトや豆苗などの発芽野菜の生産販売を行う村上農園が新しく建設しました。
竣工式には、田中学大郷町長や関係者など約50人が出席し、関係者に施設の内部が公開されました。
宮城大郷生産センターは、約6万平方メートルの広さで発芽野菜生産施設では国内最大規模ということです。
総工費は15億円で、従業員は地元から積極的に採用した23人です。
施設ではムービングベンチという機械を使って、発芽野菜を効率良く栽培することができます。
東海林真衣記者「こちら施設では、ムービングベンチを使って種をまく行程から緑化の工程までの移動を全て自動で行うことができます」
村上農園には、これまで東北エリアに施設が無く、主に関東で生産した商品を東北に長距離輸送していました。
今回、東北エリアに生産センターを新設することで輸送にかかる時間やコストを削減し、より鮮度の高い商品を安く消費者に提供することができます。
村上農園村上清貴社長「世界でも類を見ないような最先端の生産施設を、今後拡張していく中で作っていきたい。宮城県の農業生産の一翼を担えたらと考えています」
宮城大郷生産センターは7月から稼働し、今後も地元の従業員の採用を継続して行うということです。