宮城県が廃止を決めた県営住宅について、共産党県議団が7月から始まる住民説明会の公開を県に求めました。

 県は、老朽化した県営住宅を順次廃止する方針で、6カ所の団地の入居者を対象に7月11日から説明会を行います。

 この説明会について県は住民のプライバシーを理由に非公開としていますが、共産党県議団は「引っ越しを密室で促すことになりかねない」と反発していて、26日に県に要望書を提出しました。

 要望では説明会の公開のほか、入居者以外の県民を対象とした説明会の開催や、対象団地の地元自治体と協議することを求めています。

 福島かずえ県議「建て替えないで順次廃止するという方針が、本当に県民から市町村から理解を得られているのかどうか、きちんと検証する必要があると私たちは考えている」

 県は、要望に対して説明会の開催前に書面で回答するとしています。