トラック運転手の時間外労働などの規制が厳しくなる2024年問題をめぐり、国土交通省が荷主や元請け事業者を監視する組織を発足させました。その名もトラックGメンです。
トラックGメンは、国交省や地方運輸局など全国に約160人置かれ、このうち東北運輸局では4人の職員が任命されました。
長時間の荷待ちや運賃、料金の不当な据え置きなどを行う荷主や元請け事業者の情報収集や調査をして、必要に応じて改善を求めます。
トラックドライバーの長時間労働が指摘されてきた運送業界では、働き方改革のため2024年4月から時間外労働の規制が強化されます。
ドライバーの時間外労働時間は、これまで上限はありませんでしたが、年間960時間に規制される他、拘束時間は年間3516時間から3300時間に制限されます。
東北運輸局山中巧貨物課長「物を運ぶ回数が少なくなり、時間が短くなるわけですからそれに対していろいろな問題が出てきます。荷主と事業者の方とウィンウィンの関係に持っていきたいと思っています」