本格的な夏のレジャーシーズンを迎え、仙台市太白区秋保で川遊びに訪れた人たちの路上駐車が急増しています。河原にはごみも散乱し、地元の住民を悩ます問題となっています。

 仙台市の中心部から車で約30分、太白区秋保を流れる名取川の河原です。

 ここ数年、夏の川遊びスポットととして人気を集めていますが、訪れる人が多くなるにつれ来場者のマナー違反が目立つようになってきました。

 坪谷歩香記者「河原を歩いていると、魚を取る網やペットボトルが落ちていて、岩の方にもペットボトルが捨てられています。放置されているのは浮き輪ボートと紙のごみ、そしてバーベキューの跡でしょうか、炭や割りばし、お菓子の袋などが落ちています」

 更に、地元の住民に大きな迷惑となっているのが路上駐車です。

 7月30日、河原の上に架かる羽山橋の周辺を撮影した写真です。

 道路の片側にカラーコーンを置いて路上駐車できないようにしていますが、その逆側が駐車場状態になっていました。

 近くの住民「怖いでしょ、あんなに車多いと。だから遠いですけど秋保温泉ずっと回って家に来ると。橋を渡りたいんですけども、ちょっとあまり危険すぎるっていうか」「(河原に)バーベキューの網がまとめて何枚も点々とそのまま置いていかれるんですね。川も汚れてしまうし環境的にも良くないし、持って帰っていただければ、もうそれだけですね」

 仙台市では救急車や消防車など緊急車両の通行の妨げになるとして、羽山橋の周辺の100カ所以上に駐車禁止の看板を設置し、7月からは交通整理をする警備員を配置しました。

 秋保総合支所総務課佐伯朋和地域生活係長「先週末も非常に暑かったので、90台から100台程度の駐車がありました。河原とかを楽しんでいただきたいなとは思いますけれども、地域住民の生活の支障になっておりますので、当然ごみの持ち帰りや交通ルールのマナーというのは守っていただきたいなと考えております」