仙台地方裁判所は、民事調停の情報が入ったUSBメモリを紛失したことを明らかにしました。これまでに個人情報の流出などは確認されていないということです。
USBメモリを紛失したのは、仙台簡易裁判所に所属する70代の男性民事調停委員です。
仙台地裁によりますと、7月18日に調停委員が執務室のロッカーにUSBが入ったペンケースを入れて帰宅し、21日に登庁した際、ペンケースが無くなっていることに気付いたということです。
USBメモリには2018年以降、調停委員が担当した民事調停のうち53件の事案について、当事者の名前や相手方の主張などのデータが入っていたということです。パスワードは設定されていませんでした。
これまで個人情報の流出や不正使用は、確認されていないということです。
仙台地裁の佐々木宗啓所長は「再発防止に向けた指導を行っていく」とコメントしています。