水害リスクを減らそうと、宮城県北部を流れる吉田川と高城川について、国や流域の自治体が対策を話し合う新たな協議会を発足しました。
大郷町や大和町などにまたがる吉田川は、4年前の台風19号で堤防が決壊するなど甚大な被害が出ました。
水害に備えようと吉田川と高城川2つの水系の36河川が7月、東北で初めて治水対策に重点的に取り組む特定都市河川に指定されました。
特定都市河川に指定されたことで国から予算が重点的に充てられ、協議会では今後、川底の掘削やあふれ出た水を誘導する遊水地の整備などの対策を進めていく方針です。
北上川下流河川事務所斉藤喜治所長「先進的な取り組みをしてきた場所ですし、それをこの後伸ばして気候変動の時代に今の力をしっかり伸ばしていくことをやっていきたい」
協議会では、2024年度中に水害対策計画を策定させる予定です。