秋の味覚、サンマは8月に大型船の漁が解禁されましたが、宮城県にはまだ水揚げがありません。気仙沼市では、早く初水揚げをと待ち望む声が聞かれます。
秋に毎年サンマまつりが開かれ、多くの人が訪れた気仙沼市では、8月20日に大型船によるサンマ漁が解禁されて約2週間が経ちましたが、初水揚げはまだありません。
気仙沼漁協・臼井靖参事「ここ数年はずっと不漁が続いてましたので、初入港が9月10月となっています。今後(不漁の)予報を覆して豊漁になって、気仙沼にサンマが運ばれてくれれば良いなと思っています」
水産庁の見通しによると、日本の漁場に来るサンマの資源量は、過去最低の水揚げ量だった前年より20万トン少ない94万トンと推定され厳しい状態が続きます。
仙台市中央卸売市場には、北海道からサンマが陸送されていますが小ぶりなものが多く高値となっています。
気仙沼市の鮮魚店では、街を代表する魚であるサンマが1日も早く入荷することを待ち望んでいます。
気仙沼生鮮館やまひろ小松了店長「本当に待ち遠しいですよね。あと何週間かしたら来るのかなと思っているんですけど」
お魚いちば小野寺浩之事業部長「ようやくいくらか涼しくなってきましたので、サンマの季節になります。旬のサンマ早く水揚げになって欲しいなと期待しております」