三陸沖で取れたブランドマグロ、三陸塩釜ひがしものの初競りが行われました。
宮城県の塩釜市魚市場では、水揚げされたメバチマグロの中でも鮮度や色つや、脂のりが良いものを三陸塩釜ひがしものとしてブランド化しています。
出荷が14日から始まり、地元の中学生や関係者など約50人が参加して販売開始を祝う式典が行われました。
競りにかけられた246本のメバチマグロのうち63本がひがしものに認定され、最も高いもので前年より800円高い1キロ6500円で取り引きされました。初ものとしては高値だということです。
東京電力福島第一原発の処理水放出による風評被害で値崩れが心配されましたが、影響はありませんでした。
みなと塩釜魚市場志賀直哉社長「食べて口の中で甘みがあるんですよ魚に。我々としては非常においしい魚だと思ってます。是非ご賞味いただきたいと思います」
市場では地元のすし職人が握った寿司がふるまわれ、中学生たちが上質なマグロを味わいました。
「肉厚でおいしいです」「いつも食べているマグロよりとろけ方が違うというか、食べている間に気付いたらとろけていて、おいしいです」
三陸塩釜ひがしものは、仙台市や東京都などに陸路で出荷されます。