宮城県栗原市の中学校で違法な薬物の危険性を知ってもらうための教室が開かれ、税関の職員が「たとえ友人から誘われても絶対に手を出さない」と呼び掛けました。
若者の間に広がる違法な薬物の危険性を知ってもらおうと横浜税関仙台塩釜税関支署が開き、志波姫中学校の3年生56人が参加しました。
教室では、全国の大麻での検挙者のうち約7割が30歳未満の若年層で、2022年は11人の中学生が検挙されていることなどが説明されました。
「皆さんに一番伝えたいことは、知り合いや友人から誘われたとしてもはっきり断り、絶対に手を出さない、これだけは覚えて帰っていただきたいです」
手の表面から検体を採取して薬物を探知する機械も登場し、密輸を取り締まる様子のデモンストレーションも行われました。
生徒「税関の方の講義を聞いて薬物の怖さを知ることで、薬物乱用の危険性を再確認できました」「もし知り合いから薬物の誘いがあっても、ちゃんと断って薬物の乱用をしないようにしようと思いました」