目の不自由な人たちに駅のホームの歩き方などを学んでもらおうと、JR仙台駅で講習会が開かれました。

 日本盲導犬協会が開いた講習会には、宮城県に住む目の不自由な人10人が参加しました。

 参加者は、協会職員のサポートを受けながら切符の購入を体験し、券売機の音声ボタンや点字の位置などを確認しました。

 ホームに移動すると、点字ブロックには内側を示すための線状の突起があり、突起の位置を白杖や足で確認することでホームからの転落を防げると説明を受けました。

 参加者「点字ブロックに意味があることが初めて分かって、まず白杖を先に出して間隔を探すとかそういうことが今回初めて分かりました」

 日本視覚障害者団体連合の調査では、目の不自由な人の約3割がホームから転落した経験があるということで、日本盲導犬協会は今後も講習会を継続して行い、事故防止につなげたいとしています。