生食用のカキの出荷が30日に解禁されるのを前に、宮城県石巻市で水揚げが始まりました。

 石巻市渡波の沖合にあるカキの養殖場では、早朝から生産者がカキの水揚げ作業を行いました。

 今年は猛暑の影響でカキの生育が遅れ、水揚げの解禁日は通常よりも1カ月延期されました。

 震災の津波で養殖施設や漁船が被害を受けた2011年に並んで最も遅い解禁日となりましたが、10センチほどの大きさに育ったカキは甘みがあり、味は良いということです。

 【カキ漁師・丹野芳広さん】「甘くて、生で食べるにはちょうど今のサイズが良いので、ぜひ生で食べてみてほしいです」

 水揚げされたカキは出荷が解禁される30日の朝、むき身にされ、午後から入札にかけられる予定です。