楽天イーグルスは、27日のドラフト会議で8人を指名しました。即戦力、将来が楽しみな選手が選ばれていますが、注目は8人中5人が投手、補強ポイントをしっかり抑えたドラフトとなりました。

 楽天は1位指名の抽選を二度外し、今江監督は悔しそう表情。それでも即戦力として期待がかかる桐蔭横浜大学の古謝樹投手を1位指名しました。

 古謝投手は、最速153キロの左腕でキレのある速球に加え多彩な変化球を操ります。 所属するリーグでは、5勝0敗でMVP獲得し侍ジャパンにも選出されました。

 古謝樹投手「自分もいち早く選ばれないかなという気持ちのなかで、自分の名前が出た驚きとうれしさの両方です」

 投手が多い中、4位指名を受けたのがウェルネス沖縄高校のワォーターズ璃海選手です。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれました。広い守備範囲とスピードが武器の高校生内野手です。

 ワォーターズ璃海選手「(東北は)寒いと思います。打って守って走れる選手になりたいです」

 ウェルネス宮城高校からは、宮城県東松島市出身の大内誠弥投手が7位で指名されました。身長191センチと長身で、将来有望な右腕です。

 創部4年目にして第1号のプロ野球選手が誕生しました。

 大内誠弥投手「いつもスタンドから見ていた選手たちと同じユニフォームを着て自分がプレーするということはすごいこと。先輩を見習って頑張りたい

 宮城県の高校で指名された選手がもう1人。仙台育英高校の山田脩也選手が阪神タイガースから3位指名を受けました。

 山田脩也選手「まさか3位で呼ばれると思っていなかった。一番はびっくりした。仙台育英でしか学べないことが3年間多かったので、それをプロの世界で生かしながら早く活躍できるように頑張りたい」