宮城県立精神医療センターの富谷市への移転に反対する市民団体が県庁を訪れ、移転により継続的な医療提供が失われるなどとして改めて移転撤回を求めました。
市民団体のメンバーは、4日にセンター利用者などが参加して開かれた集会で採択された、移転により継続的な医療提供が失われるなどとする計画の撤回を求めるアピール文と、参加者の寄せ書きを県に提出しました。
村井知事に宛てた寄せ書きには「当事者の声を聞いてください」「県民の声を無視しないで」といったメッセージが記されています。
みやぎユーザーズアクション川村有紀代表「我々が少数であるということを理由に移転が決められているのであれば、それは差別であり人権の侵害であります」
意見交換では、団体が移転をめぐる不安定な状況を不安に思っている人がいるとして、議論を早く決着したいと訴えました。
県の担当者は「中途半端な状況を長く続けないよう、不安や懸念に応えられる県の考え方を示していきたい」などと応じました。