学校給食に基準値を超える赤カビを含んだ小麦が使われていた問題で、新たに宮城県大崎市などで提供された給食でもこの小麦が使われていたことが新たに分かりました。

 県教育委員会によりますと、基準値を超える赤カビが検出された小麦は10月6日、大崎市の県立古川支援学校で給食として提供されたはっと汁の具材、冷凍すいとんに使われていたということです。

 富谷市では9月に小中学校11校で、亘理町では10月に小中学校7校で、同じ冷凍すいとんが給食で提供されました。

 いずれも健康被害は確認されていません。

 赤カビが検出された小麦はJA全農いわてが販売し、仙台市や石巻市などでも給食で提供されていて、体調不良を訴えた児童生徒は、宮城県で少なくとも20人に上っています。