仙台医療圏の4病院再編構想で、宮城県は仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合した新病院の整備費は約300億円になるとし、このうち200億円を財政支援する方針を明らかにしました。
19日に宮城県が県議会の環境福祉委員会で明らかにしました。
仙台赤十字病院と県立がんセンターは、12月に統合に向けた基本合意を結びました。1月には国の手厚い支援を受けられる重点支援区域にも選ばれています。
県によりますと、統合して名取市に置く新病院の整備費は約300億円となる見込みで、県はこのうち約200億円を国からの交付金も合わせて財政支援するということです。
委員会には東北大学の藤森研司教授が招かれ、重点支援区域選定の条件として地域住民への説明が求められたことについて「移転せず閉院に追い込まれた時の意味を丁寧に説明すべきだ」などと述べました。