防災教育や減災に役立てようと宮城県内で研修を行っている台湾の学校関係者らが石巻市を訪れ大川小学校を視察しました。
3月18日から5日間の日程で県内の被災地などを視察しているのは、台湾で防災に積極的に取り組んでいる学校の校長など34人です。
20日は、児童・教職員あわせて84人が犠牲となった大川小学校で、当時小学6年生の次女を亡くした佐藤敏郎さんの話に耳を傾けました。
佐藤さんは、震災当時児童たちが避難した経路をたどりながら「津波から避難する人の中に自分の大切な人を想像してほしい。助かるための防災を考えてほしい」と訴えました。
参加した台湾の小学校校長「防災のリーダーを勤めていますが、話を聞いたら、いつもの訓練だけでは足りない。いざというときにどんな対応をすれば適切かをもっと考えたいです」
一行は21日は多賀城高校を訪れて、災害科学科の取り組みなどを視察するということです。