宮城県の4病院再編で基本合意の締結に至っていない東北労災病院と県立精神医療センターの合築・移転をめぐり、反対する団体が総会を開き今後も再編構想の早期撤回を訴えていくことを確認しました。
20日、仙台市青葉区で総会を開いたのは、東北労災病院の患者や医療従事者、地元住民らでつくる「東北労災病院を守る会」です。
総会では、2021年の発足からこれまでの再編構想に反対するデモ行進や署名活動の報告が行われ、医療従事者や住民からは今後も引き続き再編構想の早期撤回を求めていくとする意見があがりました。
東北労災病院理学療法士・中村良太さん「コロナ禍ですごい苦しい思いをしてやってきた中でこの問題が出てきて、不安感というのが本当に知事のところに伝わっているのかなと。今年度中でなんとしても阻止したい」
東北労災病院を守る会・島田福男代表幹事「何がどうなっているのか、守る会の労災病院の職員ですら詳しい内容は分からない。(県には)地域住民や病院関係者が分かるような形でまずは説明をいただきたいと思っています」
この団体は今後も再編構想の撤回を訴える街頭宣伝や知事への要請を行うことにしています。