宮城県石巻市の河北地区では、特産の春セリの収穫が始まりました。

 石巻市河北地区で江戸時代から栽培される河北セリは、この時期春先に伸びる新芽ならではの柔らかさと爽やかな香りが特徴です。

 こちらの農家では15アールほどで春セリを生産していて、早朝から50センチほどに育ったセリを鎌で刈り取る作業をしました。

 セリが成長する3月の気温が低かったため、前年よりも3日遅い12日から収穫が始まり、17トンの出荷を見込んでいます。

 セリ農家高橋正夫さん「春セリを届けられるっていうことは、春が来たっていうような感じだと思います。浅漬けとかそういう感じの方が良いと思います」

 収穫は5月中旬まで行われ、地元の道の駅や宮城県のスーパーなどで販売されます。