仙台市太白区に住む80代の男性が、息子からの電話と思いこみ、現金600万円をだまし取られました。

 警察によりますと、5月10日太白区に住む無職の80代の男性の自宅に、息子を装った男から電話があり、息子が通っていた学校名を述べた上で「同窓会のはがきが届いていないか探してくれ」などと言われました。

 その後、再度男から「恥ずかしい話だけど、女性を妊娠させてしまった」と電話があり、さらに弁護士を名乗る別の男から「向こうのお父さんが示談で済ませたいと言っている」「示談金を取りに行かせるから、600万円を準備しておいてほしい」などと電話がありました。

 男が息子であると思い込んだ男性は、自宅を訪ねてきた男に、現金600万円が入った封筒を手渡したということです。

 後日、男性が息子と話をしたことで、被害が発覚しました。

 警察は「電話で金の話が出たら疑い、警察に相談してほしい」と呼びかけています。