新型コロナで落ち込んだ日本人観光客を呼び戻そうと、宮城県では秋から冬にかけて多賀城創建1300年を軸とした観光キャンペーンが行われることになりました。

 仙台市青葉区で開催された仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会の総会には、県や観光業関係者など約120人が出席し、2024年度の取り組みを確認しました。

 村井知事「コロナ禍前以上に宮城県の観光を盛り上げるため、高付加価値な観光コンテンツの造成、旅行者の受け入れ環境整備などに取り組んでいかなければなりません」

 2024年度は閑散期の冬を含め1年を通じて観光客を呼び込むことを重点とし、秋から冬にかけてはクリエイティブエモーションをテーマに観光キャンペーンを行います。

 期間中は、創建1300年を迎える多賀城でかつての建物を3Dホログラムで復元したり著名なアーティストによる演奏会を行ったりするなど、訪れた人にエモーション=感動を与える体験コンテンツを軸に展開する計画です。

 更に宿泊施設の平日の稼働率を上げるため、2025年1月から2月にかけては、平日の宿泊者を対象に宿泊代が割引になるクーポンを発行する予定だということです。