宮城県大崎市の酒蔵では、今シーズンの酒米を蒸す作業が終了し甑倒しの神事が行われました。
大崎市松山にある一ノ蔵の本社蔵では、シーズン最後の酒米を蒸す作業が終わると甑と呼ばれる大きな器を洗って横に倒す、甑倒しが行われます。
15日に最後の蒸した酒米が仕込みタンクに運ばれ、蔵人が櫂と呼ばれる専用の道具を使って仕込み作業を行いました。
杜氏や蔵人など約50人が出席して甑倒しの神事が行われ、酒米を無事に蒸し終えた甑に感謝を捧げました。
今シーズンは前年の猛暑の影響で酒米が硬かったため、蒸した酒米に麹菌を繁殖させる麹の作り方を工夫したということです。
一ノ蔵本社蔵門脇豊彦総杜氏「酒はしっかり完成され成功したと言えると思っていますので、うまくできたなと思っています」
来シーズンの酒造りは、9月下旬に始まる予定です。