イタリアで古くから王のワインとして愛されてきたワインを、宮城県大和町で生産するプロジェクトがスタートしました。
大和町のワイナリーで行われた植樹式には、イタリア最古の王家サヴォイア家第45代当主のエマヌエーレ・フィリベルト公などが出席しました。
植えられたのはイタリア北西部の高級ワイン、バローロワインに使われるブドウです。バローロワインは「王のワインにしてワインの王」とも呼ばれ、かつては宮廷の人しか飲むことができなかったワインということです。
NGO団体として世界各地で人道支援に取り組むサヴォイア家騎士団の1人が東日本大震災でボランティアに参加したことから、復興支援の一環として大和町で王のワインを生産することになりました。
サヴォイア家第45代当主エマヌエーレ・フィリベルト公「ブドウが土に強く根を張るように、サヴォイア家と日本の絆がより一層強くなることを願っています」
今後3年から5年をかけて180本の木を育て、ブドウを収穫します。完成したワインは、騎士団を通じ世界中に広めていくということです。