災害時の離島での電力復旧を想定し、海上保安庁と東北電力ネットワークが合同で訓練を行いました。

 訓練は三陸沖を震源とする地震が発生し、宮城県石巻市の離島で停電が起きたという想定で行われました。

 第二管区海上保安本部と東北電力などは災害時の電力復旧のために協定を結んでいて、海保の巡視艇や航空機が東北電力の作業員や資材などの輸送を担うことになっています。

 訓練では初めて海保の航空機が使用され、ヘリコプターに工具や小型発電機などを積み込んだ後、作業員たちが乗り込み離陸するまでの手順を確認しました。

 東北電力ネットワーク岩沼電力センター照井義明配電課長「自然災害はいつ発生するか分かりません。様々な訓練を通して色々と対応できるように取り組んでいきたいと思います」

 今回のような海保の航空機を使用した電力復旧の訓練は、全国でも初めてだということです。