千葉県から青森県沖で操業していた捕鯨母船が9日朝、仙台港に入港しました。
入港したのは、今年3月に完成した新しい捕鯨母船「関鯨丸」で、5月25日から操業し、ニタリクジラ15頭を捕獲しました。
「関鯨丸」は、これまでの「日新丸」に代わる捕鯨母船で、全長112.6メートル、総トン数9299トンの電気推進船で、約75億円をかけて建造されました。
クジラ肉を保管する冷凍庫が大型のもの1つから40個の小型のものに変更され、捕った量に応じて冷凍するため、消費電力を抑えることができます。
冷凍加工されたニタリクジラは10日に出荷されます。