JR東日本が、東北で初めて駅の構内にクリニックを開業します。通勤通学の際に受診することができ駅の利便性向上が期待されます。
JR東日本は7月1日に、JR仙台駅の中央改札を入ってすぐの場所に仙台駅スマートクリニックを開業します。
中野玲那記者「人通りの多い場所に設置されたクリニックですが、落ち着いた空間が広がっています」
待合室の一部を改装し、広さは約35平方メートルです。内科がメインで、平日と土日祝日も営業します。
医師が常駐するのは、平日の午前9時から午後1時までと午後2時から午後6時まで、土曜の午前9時から午後1時までです。平日の夜や土曜の午後、日曜祝日はオンライン診療で対応します。
併設の調剤薬局は郵便局とも連携していて、午前9時までに処方箋を出せば仙台中央郵便局管内は当日中に配達されるということです。
仙台駅スマートクリニック目崎亨院長「駅構内という立地の良い場所に開業させていただいたので、仙台が初めての旅行客の方も何かあった時にすぐ立ち寄ってもらえるようなクリニックになれば良いなと思ってます」
JR東日本は、コロナ禍で落ち込んだ鉄道の利用客が戻りきらない中、エキナカビジネスの幅を各地で広げる構想を掲げていて、このエキナカクリニックもその一環です。
これまでに東京の西国分寺駅などに開設していて、5カ所目となる仙台駅は東北では初めてです。
JR東日本マーケティング部島田大輝さん「仙台駅にこれまで無かった医療サービスを提供することで、より多くのお客様にご利用していただきやすい駅が提供できると考えております」