タコの産地として知られる宮城県南三陸町で、ミズダコのかご漁が始まりました。初日の水揚げは前年の４分の１にとどまりました。

　４日朝、南三陸町の志津川魚市場には５隻の船が入港し志津川湾沖で取れたミズダコ１６０キロが水揚げされました。初日の水揚げとしては前年の４分の１です。かご漁は水深１００メートルから２００メートルの海底に餌を入れたかごを沈めて、１日から２日後に引き揚げます。

　ここ数年と同様、海水温が高く推移していることから厳しいシーズンが予測されています。

　タコ漁師「前年より全然少ないですね。夏は海水温が高いんだけど、もしかしたら海底の方も高くなってるのかなと」

　３日は１キロ当たり平均１５５５円と、前年より８５円高値で取り引きされました。

　ミズダコのかご漁は、底引網漁が休漁になる７月から８月にかけて行われます。