7月10日は「納豆の日」。日本人にはおなじみの納豆が今、外国人の間でブームとなっているのです。思いもよらない意外な食べ方も。

■海外で“納豆ブーム”輸出額も過去最大

 中華料理の定番である「チャーハン」に日本のソウルウードである「納豆」を混ぜた「納豆チャーハン」。

 今や納豆は日本の枠を越えて海外での人気も急上昇しています。

 海外への輸出額は過去最大となっていて、統計が始まった2017年からの6年間で約2倍にまで急増しています。

全国納豆協同組合連合会 野呂剛弘会長 「これはもう納豆ムーブメント。不思議体験の一つとしてSNS上で広がって、『私も食べてみたい』『経験したい』外国人が増えていると推察」

■「牛乳入れたり…」想定外の食べ方も

 「納豆ムーブメント」が巻き起こっている海外では食べ方にも大きな違いが。

 「納豆食べ放題定食」が好評の専門店で日本のお客さんに好きな食べ方を聞いてみると…。

20代の人 「アレンジなくそのまま何も付けずに。素の味」 「ゴマ油」 「酢。臭みが消える」

 一方、海外では私たちの想像を超える納豆の食べ方が…。

全国納豆協同組合連合会 野呂剛弘会長 「ものすごく甘い菓子のようにメープルシロップをかけたり、トマトスープに入れたり、牛乳に入れたり、我々から見ると不思議な食べ方をしている」

■納豆大好き外国人“おすすめ食べ方”

 全国納豆協同組合連合会では「納豆ちゃんねる」を立ち上げ、日本在住の外国人に納豆のおすすめの食べ方を取材。動画で公開しています。

 アメリカ出身のシェーさん(36)は週に5回から6回食べるほど納豆が大好き。お気に入りの食べ方は…。

シェーさん 「卵かけごはん。納豆を混ぜて食べるのが大好きで毎朝食べているよ。とてもヘルシーです」

 おすすめは「生卵」と「納豆」の組み合わせ。

 納豆歴3年、ベラルーシ出身のアニタさん(27)は…。

アニタさん 「私が思う納豆のベストな食べ方は白米、生卵、とろろ、オクラです。パーフェクト」

 最初は納豆が苦手だったドイツ出身のマックスさん。「キムチ」と「ネギ」をトッピングして好きになったといいます。

 日本在住10年でモロッコ出身のムニールさん(38)。納豆が苦手な人も食べられるようになるという意外な組み合わせが…。

ムニールさん 「納豆初心者はマヨネーズを混ぜると良いよ。マヨネーズを掛けるんだ。食べやすくなるようにね。香りも味も変わるんだ」

■“納豆×カレーパン”異色コラボも登場

 様々な組み合わせが楽しめるのが納豆の魅力。「納豆」と「カレーパン」の異色コラボも登場しています。

 首都圏に14店舗あるベーカリーで、年間3万個売れる人気のメニュー「しあわせな納豆カレーパン」です。

スウェーデンから来た人 「どんな味がするんだろう」

 スウェーデンから来た観光客が初挑戦。

スウェーデンから来た人 「スウェーデンでは食べたことがない味だわ」

 感激しながら、もう一口。すると…。

スウェーデンから来た人 「ネバネバする。コンビネーションが良いわ。外はパリパリしていて中はうま味がある」

 他にも東南アジアでは納豆をスープに入れたり、アメリカではオリーブオイルを掛けたりするそうです。