震災後の輸入規制で販路を失い苦境に立つ宮城県産ホヤについて、県は2023年度、海外の飲食店でPR活動を行います。これに先立ち、海外出身者を集めたホヤ料理の試食会が行われました。

 県が開いた試食会には、宮城県在住で東南アジア出身の3人が参加しました。

 海外では生のホヤに抵抗がある人も多く、試食会では宮城県の料理人らが試作した乾燥ホヤを使ったチャーハンやシュウマイなど和洋中25品が提供されました。

 「かみごたえがあるのでおいしい。初めて食べました」「今回初めて食べて、思ったより良かった。味はちょっとだけ甘い」

 県経済商工観光部国際ビジネス推進室鈴木清英室長「処理水の課題もあり、宮城県が水産物を海外に輸出していける範囲が少しずつ狭くなってきている。これから(海外の地域に)水産物、ホヤを中心に展開をしていければ」

 県は、2023年度中にシンガポールやタイの飲食店でホヤのPRイベントを行う予定です。