第171回直木賞が発表され、一穂ミチさんの「ツミデミック」が選ばれました。

 直木賞に決まった「ツミデミック」はコロナ禍の社会を舞台に、犯罪に手を犯したり、巻き込まれた人々を描いた短編集です。

 新型コロナウイルスというパンデミックによって、登場人物の人生が狂わされていく姿が描かれています。

 作者の一穂ミチさんは大阪市出身の46歳で、会社員で働くかたわら、2007年に小説家デビューしました。

 2014年の「イエスかノーか半分か」はアニメ映画化され、「スモールワールズ」と「ひかりのとこにいてね」はいずれも本屋大賞で3位に輝きました。

 直木賞は3回目のノミネートでの受賞となりました。