17日の円相場は一時2円以上円高が進み、1ドル=156円台前半まで急上昇しました。

 為替介入が行われたとされる12日につけた157円台を上回る1カ月ぶりの円高水準です。円高が進んだ理由は…。

トランプ前大統領(米ブルームバーグインタビュー 16日掲載) 「私たちは、大きな通貨の問題を抱えている。ドル高と円安、これはとんでもないことだ」

マネックス証券 広木隆氏 「トランプ前大統領が、円安を容認しないと。これを是正するような発言をしたということが、円高の一つの材料になったと思う」

 そのうえ17日、米ブルームバーグ通信によりますと、河野太郎デジタル大臣が、円安是正のため日本銀行に政策金利の引き上げを要求したという報道も、円高を加速させる要因の一つだという見方があります。

 さらに専門家は、すでに今年の最安値から5円以上円高となっているこのタイミングで、日銀がまた為替介入を行うのではないかと懸念しています。

広木氏 「日銀の金融政策決定会合では、国債の買い入れの減額の方針が決まるとされているので。そのタイミングに合わせて、もしかしたらまた介入があるかもしれない。そうなれば、すごいインパクトをもたらすと思う」

(「グッド!モーニング」2024年7月18日放送分より)