日本と台湾の海上保安当局が18日、千葉県沖で海難事故の捜索や救助活動などを目的とした海上での合同訓練を初めて行ったことが明らかになりました。

林官房長官 「平素から行われている協力は海難捜索救助といった実務協力や交流であり、中国を含む第3国を対象や念頭に置いたものではないということでございます」

 日本と台湾は外交関係がないため、2017年、双方の窓口機関が海難捜索救助協力の覚書を交わしていますが、海上保安当局による合同訓練を実施するのは今回が初めてです。

 林長官は、今回の訓練はこの覚書に基づく実務協力の一環だと説明し、海洋進出を強める中国などを意識した訓練ではないと強調しました。