内閣府は今年度の実質GDP=国内総生産の成長率が1.3%から0.9%に下方修正した試算を政府の経済財政諮問会議で示しました。

 1月に決定した政府の経済見通しでは、2024年度は1.3%と示していましたが、内閣府は一部自動車メーカーによる認証不正問題の影響などを受けて0.9%に下方修正しました。

 また、GDPの半分以上を占める個人消費についても、今年度の伸び率の見通しを1月の1.2%から今回は0.5%に大きく引き下げました。

 2025年度の実質成長率の見通しについては、物価上昇が落ち着くとして1.2%、個人消費についても1.0%としています。