岸田総理大臣は国内のスタートアップ=新興企業による名目GDP(国内総生産)の創出額は放送通信業に並ぶ10兆円との試算を示し、政権として強力に支援を続ける方針を示しました。

岸田総理大臣 「スタートアップは社会課題の解決を成長のエンジンとする『新しい資本主義』を体現する存在だと思っています」

 総理官邸で日本スタートアップ大賞の授賞式が行われ、内閣総理大臣賞には企業の人事労務システムの開発を手がける「スマートHR」が選ばれました。

 岸田総理は政権発足以来、スタートアップ支援に力を入れてきたとして、日本の大学発のスタートアップの数が過去最多を更新し続けるなど「成果が着実に生まれている」と強調しました。

 そのうえで「スタートアップは日本経済を牽引(けんいん)する原動力だ」と強調し、政権を挙げて支援を続ける考えを示しました。

 経済産業大臣賞には自動運転プラットフォームを提供する「ティアフォー」が選ばれたほか、農林水産大臣賞には魚の陸上養殖を手掛ける「FRDジャパン」が選ばれました。