損害保険最大手「東京海上日動火災」から代理店に出向していた職員が出向先で得たライバル他社の契約情報を自社に漏洩(ろうえい)していたことが分かりました。

 関係者によりますと、ライバル他社の情報を自社に漏洩していたのは東京海上日動から岐阜県の地方銀行と近い関係にある代理店に出向していた職員です。

 東京海上日動は漏洩した件数など詳しいことは現在、調査中だとしていて、先週、金融庁に報告したということです。

 他の大手損害保険では、損害保険ジャパンからの出向者がライバル他社の情報約2700件を自社に漏洩していたと出向先の代理店が12日に発表しています。

 三井住友海上とあいおいニッセイ同和も同様の漏洩の有無を調べています。