先週、毎日新聞が富山県での配送を9月末で取りやめると発表しました。全国の都道府県で配送休止となるのは富山県が初めてとのことで、ネットを中心に様々な声が上がっています。

X(旧ツイッター)から 「もう全国紙じゃないですね」 「いっそ地方紙を読もうか」 「新聞はオワコンでしょ」

 そんな辛辣(しんらつ)な言葉を投げ付けられたのは毎日新聞。先週、こんなお知らせが…。

毎日新聞 「富山県の読者のみなさまへ。県内での配送休止のお知らせ」

 創刊から150年の歴史を持つ毎日新聞が富山県内の新聞配送を今年9月末で休止すると発表したのです。これは全国紙では初のこと。

 その理由の一つが富山県内での発行部数の減少。富山県内の去年の販売部数は推計で840部。大阪の工場から輸送するコストや印刷費などの負担も増加したことで、配送休止の決断が下されたということです。

 一方で、富山県での取材体制は維持し、県内の読者にはデジタル版への移行を促し、希望すれば郵送での配送も可能だとしています。

 しかし、新聞の販売部数減少は毎日新聞だけが例外ではありません。全国紙トップの読売新聞も30年前には1000万部を超えていましたが、去年は約618万部に減少。

 そんな新聞業界を飛び出したのがVTuber・ブンヤ新太さん。

「記者VTuberブンヤ新太」から 「20年後、発行部数0になる。沈み続ける泥船に果たして乗り続けるのか?」

 元々は毎日新聞の記者。古巣の富山からの撤退をどう考えるのか。